2026年包装業界はこう動く|注目展示会3選とOPP袋の進化 - 株式会社スギモト 小ロットから大ロットまで柔軟対応!奈良県広陵町でのOPP袋の製造・印刷のパイオニア
2026/07/07

2026年包装業界はこう動く|注目展示会3選とOPP袋の進化

2026年は、包装業界にとって見逃せない1年になります。中部パック、TOKYO PACK、IPF Japanと、主要展示会が軒並み開催年を迎えるだけではありません。4月には改正資源有効利用促進法の施行が控えており、再生プラスチックの利用が実質義務化される時代へと突入します。

環境規制の強化、自動包装技術の進化、こうした変化は、OPP袋の仕様選定にも確実に影響を及ぼすでしょう。本記事では、2026年に開催される注目展示会3つの概要と、そこから見えてくる業界トレンド、そしてこれからのOPP袋に求められる要件を一気に解説します。包装資材の選定や調達戦略を見直す参考として、ぜひお役立てください。

2026年はなぜ包装業界の「転換年」なのか?

包装業界にとって2026年が特別な年である理由は、大きく2つあります。展示会の集中開催と、環境法改正の同時発生です。この2つが重なることで、業界の方向性が一気に可視化される1年となるわけです。

隔年開催の主要展示会が一斉に集結する年

日本の包装関連展示会は、多くが隔年または3年周期の開催サイクルを採用しています。2026年はそのサイクルが重なり、中部パック(4月)、TOKYO PACK(10月)、IPF Japan(12月)という3大展示会がすべて開催される希少なタイミングです。

春から冬にかけて、包装資材・包装機械・プラスチック原材料と、サプライチェーンの川上から川下まで網羅される形になります。業界全体のトレンドを1年で一巡できるこの機会は、資材担当者や購買担当者にとって情報収集の好機といえるでしょう。

改正資源有効利用促進法が2026年4月に施行

もう一つの大きな転換点が、改正資源有効利用促進法です。2025年5月に成立した同法は、2026年4月1日に施行されます。

この改正により、一定規模以上の製造・販売事業者には、再生プラスチックの利用目標を策定し定期報告を行う義務が課されることになります。対象製品には、プラスチック製容器包装(食品用ペットボトル以外)、家電4品目、自動車が含まれる予定です。

包装資材を使用する企業にとっては、「どのような素材を選ぶか」が単なるコストの問題ではなく、法令遵守に関わる課題へと変化した。そう認識すべきタイミングが訪れています。

2026年に注目すべき包装展示会3選

2026年の展示会カレンダーは、春の中部パックに始まり、秋のTOKYO PACK、冬のIPF Japanへと続きます。それぞれ異なる特色を持つ3つの展示会を、時系列で紹介しましょう。

展示会名開催時期会場特徴
中部パック4月22日〜25日ポートメッセなごや現場重視・実機デモ多数
TOKYO PACK 202610月14日〜16日東京ビッグサイト東展示棟国内最大級の国際包装展
IPF Japan 202612月1日〜5日幕張メッセ全館プラスチック産業の総合展

中部パック(4月22日〜25日)|地域密着型の深い商談が特徴

中部パックは、ポートメッセなごや(名古屋市港区)にて4日間にわたり開催されます(出典:一般社団法人中部包装食品機械工業会 公式サイト)。

テーマは「想像から創造へ~新たなる包装のカタチ~」。包装機械・食品加工機械・衛生機器・包装資材まで幅広い分野を網羅した総合展ですが、他の展示会との最大の違いは「現場重視」の姿勢にあります。

実際に機械を稼働させるデモンストレーションが多く、中部地方を中心とした製造現場の担当者と膝を突き合わせた商談が可能です。「比較検討はもう終わっている。あとは実機を見て決めたい」、そんなフェーズにある方には、特に適した展示会でしょう。

TOKYO PACK 2026(10月14日〜16日)|国内最大級の国際包装展

TOKYO PACKは、東京ビッグサイト東展示棟にて3日間開催される、日本包装技術協会主催の国際包装展です。

第31回となる今回のテーマは「包みの技術で世界に優しさを」。「環境」「機能」「次世代技術」「印刷・表示技術」という4つのキーワードが出展テーマに設定され、包装の最新動向を世界へ発信する場として位置づけられています。

ただし、注意点が一つ。今回は東京ビッグサイトの大規模改修工事の影響で、前回より展示面積が大幅に縮小されます。すでに出展枠は埋まりキャンセル待ちの状態となっており、来場を検討中の方は事前登録のスケジュールに気を配る必要があるでしょう。

IPF Japan 2026(12月1日〜5日)|プラスチックの最先端が集結

年末を締めくくるIPF Japan 2026は、幕張メッセ全館(1〜8ホール)を使用して5日間にわたり開催されます。3年に一度の大規模プラスチック・ゴム専門展示会です。

出展社数は853社を超え、原材料からリサイクル技術、成形機、金型まで、プラスチック産業のサプライチェーン全域をカバーします。OPP袋やCPP袋の原材料となるポリプロピレンフィルムの最新動向も、ここで把握できるはずです。

設計者、生産技術者、経営層、海外バイヤーと、来場者の層が広いことも特徴の一つ。素材選定の根本から見直したい企業にとっては、見逃せない機会となります。

展示会から見える2026年の包装トレンドとは?

3つの展示会に共通するキーワードを読み解くと、2026年の包装業界を動かす2大潮流が見えてきます。一つは環境規制への対応、もう一つは包装工程のデジタル化・自動化。この2軸が、今年の展示会を貫くテーマといえるでしょう。

トレンド1|環境規制の強化と再生プラスチックの義務化

改正資源有効利用促進法では、プラスチック製容器包装が直接の規制対象に含まれています。一定規模以上の事業者は、再生プラスチックの利用に関する計画の提出が求められます。初回は2027年6月末日が締切予定で、翌年度以降は前年度実績の定期報告も必要です。

TOKYO PACKのテーマ「包みの技術で世界に優しさを」が象徴するように、環境対応は「あれば差別化になる」段階から「なければ取引に支障が出る」段階へ移行しつつあります。バイオマス素材やリサイクル対応フィルムの展示が、例年以上に目立つことは間違いないでしょう。

トレンド2|包装のスマート化・自動化が本格化

もう一つの潮流が、包装工程の自動化です。人手不足が深刻化する中、OPP袋への封入・製袋を自動化する高速包装機の導入が加速しています。

最新の高速製袋機は、OPPフィルムで毎分400ショットを超える処理能力を実現しています(出典:トタニ技研工業 公式サイト HK-40V製品情報)。自動封入機においても、A4サイズのクリアファイルを1時間に3,000袋のスピードで封入できる機種が実用化されるなど、技術の進歩は著しいものがあります。

中部パックのような現場志向の展示会では、こうした自動機の実稼働デモを見られる場合が多く、導入検討中の企業には実機を体感できる貴重な機会となるはずです。

次世代OPP袋に求められる3つの要件

展示会のトレンドを踏まえると、「透明できれい」だけでは選ばれなくなる時代が近づいていることがわかります。これからのOPP袋に求められる要件を、3つの軸で整理しました。

求められる要件背景選定ポイント
バイオマス素材対応改正資源有効利用促進法の施行植物由来原料の配合率、プラマーク表示
自動包装機との適合性人手不足による自動化加速厚み均一性、静電気防止加工
小ロット・オーダー柔軟性多品種小ロットの時代最小ロット数、オリジナル印刷対応

バイオマス素材への対応

改正資源有効利用促進法の施行を受け、バイオマス原料を配合したOPP袋への関心が高まっています。バイオマスOPP袋とは、植物由来の原料を一部に使用することで、石油由来プラスチックの使用量を削減し、CO2排出量の低減に貢献する包装資材です。

CSR報告書やサステナビリティ方針との整合性を保つうえでも、バイオマス素材を選択肢に含める意義は大きいもの。特に消費者向けパッケージでは、環境配慮の姿勢がブランドイメージに直結するケースが増えています。

自動包装機との適合性

自動包装機の導入が進む現場では、機械との相性が袋選びの重要な判断基準になりつつあります。フィルムの厚みが安定しない袋や静電気を帯びやすい袋は、センサー検知エラーやフィルム詰まりの原因となり、生産ラインの停止リスクを高めてしまいます。

静電気防止加工が施され、厚みのばらつきが最小限に管理されたOPP袋を選ぶことが、結果として工場全体の生産性を左右する。そんな時代に入ったといえるでしょう。

小ロット・オーダーメイドへの柔軟性

大量生産一辺倒の時代から、多品種小ロットの時代へ。EC事業者やハンドメイド作家、D2Cブランドなど、少量でもオリジナルの包装を求める層は確実に拡大しています。

既製品のサイズに収まらない商品を、ぴったりのOPP袋で包みたい。ロゴ入りのオリジナル袋を少量から作りたい。こうしたニーズに応えられるかどうかが、OPP袋メーカーの競争力を左右します。小ロット対応力やオーダーメイドの柔軟性は、コスト以上に「選ばれる理由」となり得るのです。

展示会トレンドを自社の包装戦略に活かすには?

展示会で得た情報を実務に落とし込むには、2つの視点が欠かせません。環境対応をコストではなく投資と捉えること、そして自動化を見据えた袋選びを始めること。この2点を掘り下げていきましょう。

環境対応はコストではなくブランド投資

バイオマスOPP袋は、従来品と比較すると単価がやや高くなる傾向にあります。しかし、法改正への先行対応によるリスク回避、取引先から求められるサプライチェーン要件への適合、消費者の環境意識への訴求、これらの効果を総合的に考えてみてください。「余分なコスト」ではなく「ブランド価値への投資」と捉えるべきものです。

展示会では各メーカーのバイオマス素材サンプルを直接比較できます。質感や透明度を手で確かめられる点は、オンラインカタログでは得られない大きなメリットです。

自動化対応の袋選びが生産性を左右する

自動包装機の導入を検討しているなら、機械と袋の相性確認は欠かせません。展示会のブースでは、自社の商品形状に近い製品での動作テストを依頼できるケースも少なくないのです。

機械メーカーと袋メーカー、双方のブースを回って相談する。それにより「この袋ならこの機械で問題なく動く」という確信を得ることができます。導入後のトラブルを未然に防ぐうえでも、展示会での事前検証は極めて有効な手段といえるでしょう。

まとめ|2026年の展示会で包装の未来を先取りしよう

2026年は、中部パック・TOKYO PACK・IPF Japanの3大展示会が一斉に開催され、改正資源有効利用促進法の施行も重なる、包装業界の大きな転換年です。

環境規制への対応、自動包装技術の進化、多品種小ロットへの対応力、この3つのトレンドは、OPP袋の選び方そのものを変えようとしています。展示会に足を運び、最新の素材や技術に触れることが、これからの包装戦略を考える第一歩となるはずです。

小ロットから対応可能なオーダーメイドOPP袋、バイオマス素材を活用した環境配慮型の包装をお探しなら、株式会社スギモトにぜひご相談ください。奈良県で創業以来培ってきたOPP袋の製造・印刷技術と、柔軟な小ロット対応力で、お客様の包装課題を解決いたします。

よくある質問(FAQ)

Q1. OPP袋とは何ですか?

OPP袋とは、二軸延伸ポリプロピレン(Oriented Polypropylene)を素材とする透明度の高いフィルム袋です。引張強度に優れ、食品・衣料品・文具・ノベルティなど幅広い用途で使用されています。

Q2. 改正資源有効利用促進法はOPP袋にどう影響しますか?

同法では、プラスチック製容器包装が規制対象に含まれています。一定規模以上の事業者には、再生プラスチックの利用目標を策定し定期報告を行う義務が生じます。OPP袋を大量に使用する企業にとっては、バイオマス素材への切り替えを検討する契機となるでしょう。

Q3. バイオマスOPP袋とは何ですか?

植物由来の原料(サトウキビ由来のエタノールなど)を一部に配合して製造されるOPP袋です。石油由来プラスチックの使用量を削減し、CO2排出量の低減に貢献します。従来のOPP袋と比較しても、透明度や強度に大きな差はありません。

Q4. 展示会に参加するメリットは何ですか?

素材サンプルの実物比較、自動包装機の動作デモ体験、メーカーとの直接商談ができる点が最大のメリットです。オンラインカタログでは判断しにくい触感・透明度・厚みの違いを確認でき、導入後のミスマッチ防止につながります。

Q5. OPP袋は小ロットでオーダーメイドできますか?

可能です。EC事業者やハンドメイド作家を中心に、少量からオリジナルサイズ・ロゴ入りOPP袋を製造できるメーカーが増えています。株式会社スギモトでも、小ロットからのオーダーメイド製造に対応しています。

Q6. 自動包装機に適したOPP袋の選び方は?

フィルム厚みの均一性、静電気防止加工の有無、シール強度の安定性の3点が重要です。機械メーカーが推奨する仕様を事前に確認し、袋メーカーに相談することで、ラインの安定稼働につなげられます。

Q7. TOKYO PACK 2026は事前登録が必要ですか?

はい、事前登録制です。今回は東京ビッグサイトの改修工事により展示面積が縮小されているため、例年以上の混雑が予想されます。来場を検討されている方は、早めの事前登録をお勧めします。

参考文献

  1. 一般社団法人中部包装食品機械工業会「2026中部パック」公式サイト
    https://chubupack.or.jp/
  2. 公益社団法人日本包装技術協会「TOKYO PACK 2026」
    https://www.tokyo-pack.jp/
  3. IPF Japan 国際プラスチックフェア 公式サイト「IPF Japan 2026 開催概要」
    https://www.ipfjapan.jp/about/
  4. 経済産業省 GXグループ「資源循環経済小委員会 事務局資料」
    https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/resource_circulation/
  5. トタニ技研工業株式会社「高速サイドウェルド自動製袋機 HK-40V」
    https://www.totani.co.jp/products/HK-40V.html