OPP袋をオーダーメイドで作る!マット仕上げで差別化する包装戦略
商品の第一印象を左右するパッケージ選び。
OPP袋は透明度の高さが魅力ですが、近年はマット仕上げの高級感が注目されています。
既製品では理想のサイズや仕様が見つからず、小ロットでのオーダーメイドを諦めている事業者様も少なくありません。
本記事では、マットOPP袋のオーダーメイドを検討されている方に向けて、選び方のポイントから、株式会社スギモトが得意とする丁寧なヒアリングによる最適な袋づくりまで、実践的な情報をお届けします。
OPP袋のオーダーメイドが選ばれる理由
市場に流通している既製品のOPP袋は、A4やB5といった規格サイズが中心です。
しかし商品ごとに最適なサイズは異なり、既製品では対応しきれないケースが増えています。
オーダーメイドOPP袋は、こうした課題を解決する選択肢として多くの事業者に支持されています。
既製品では叶わない細やかなサイズ調整
OPP袋のサイズ選びで失敗する最大の原因は、商品の厚みを考慮していないことです。
例えばA4サイズ(210×297mm)で厚さ10mmのカタログなら、横幅は210mm+10mm+余裕分が必要になります。
既製品では「A4」という大まかな分類しかなく、袋がパンパンになったり見栄えが悪くなります。オーダーメイドなら1mm単位で設計でき、封入のしやすさと美しい仕上がりを両立できます。
株式会社スギモトでは商品を実際に確認しながら、最適なサイズを提案しています。
ブランドイメージに合わせた仕様カスタマイズ
パッケージは「第二の営業マン」と呼ばれるほど重要です。
OPP袋のオーダーメイドでは、厚み・マット加工・印刷・穴あけなど多様な仕様をカスタマイズできます。
高級感を演出したいなら40ミクロン以上の厚手フィルムにマット加工、コスト重視なら30ミクロンの透明フィルムが適しています。
会社ロゴの印刷を施せば、統一感のあるブランディングが可能です。
既製品にシールを貼るより、最初から印刷されたOPP袋のほうが高級感があり、作業効率も向上します。
小ロットから対応可能な柔軟性
従来は数万枚単位の大ロットが前提でしたが、近年は小ロット対応のメーカーが増加しています。
数百枚〜数千枚単位でもオーダーメイドが可能になり、新商品のテスト販売や季節限定商品、イベント用ノベルティに対応できます。
株式会社スギモトは小ロットにも積極対応し、初めての方でもリスクを抑えて理想のパッケージを実現できます。
小ロットであっても品質に妥協せず、大ロットと同じ製造工程で丁寧に仕上げます。
在庫リスクを軽減でき、必要な分だけ適時発注できるのも魅力です。
マットOPP袋で実現する高級感のある包装
透明度の高さが特徴のOPP袋ですが、近年はマット調のOPP袋が高級感のある包装材として注目を集めています。
マット加工を施したOPP袋は、落ち着いた質感で商品の価値を引き立て、ブランドイメージの向上に貢献します。
マット加工が生み出す上質な質感
マットOPP袋は、フィルム表面に特殊加工を施し艶消し効果を持たせた袋です。通常の透明OPP袋はツヤがあり光を反射しますが、マットOPP袋は光の反射を抑え、柔らかで上品な印象を与えます。厚みは15〜40ミクロンで展開され、タオル、ブラシ、化粧品、アパレル小物など品質にこだわる商品に最適です。表面の艶を抑えることで商品そのものに視線が集まり、素材の質感や色味を自然に見せます。また指紋や小傷が目立ちにくく、長時間の陳列でも美しい状態を保ちやすい実用的メリットもあります。
用途別マットOPP袋の活用事例
アパレル・ファッション業界では、Tシャツ、靴下、ストールなどの個包装にマットOPP袋を使用します。
艶のある透明袋は安価な印象を与えがちですが、マット加工で高級ブティックのような雰囲気を演出できます。コスメ・美容業界では、化粧ブラシやコットン、フェイスパックなど清潔感と高級感が求められる商品の包装に最適です。
半透明のマット加工なら中身がうっすら透け、商品の雰囲気を損なわずに保護できます。
ギフト・雑貨業界では、イベント記念品やノベルティ、ハンドメイド作品に活用され、リボンを添えるだけで手軽にワンランク上のラッピングが完成します。
透明OPP袋との使い分けポイント
透明OPP袋が適しているのは、商品のデザインや色味を鮮明に見せたい場合です。カラフルな雑貨、印刷物、トレーディングカード、缶バッジなど視覚的なインパクトが重要な商品に向いています。
コスト最優先の場合も透明OPP袋が一般的に安価です。
マットOPP袋が適しているのは、高級感や落ち着いた雰囲気を演出したい場合です。
ブランドイメージ重視の商品、シンプルで洗練されたデザイン、素材の質感を活かしたい商品に最適です。
株式会社スギモトでは、商品特性やブランドコンセプトをヒアリングし、最適な仕様を提案しています。
オーダーメイドOPP袋を成功させる選び方
オーダーメイドのOPP袋を発注する際、適切な仕様を選ぶことが成功の鍵となります。
サイズ・厚み・加工オプションの3つのポイントを押さえることで、理想のパッケージを実現できます。
商品サイズに合わせた適切な寸法設計
OPP袋のサイズ設計で最も重要なのは、商品の厚みを正確に把握することです。厚みのない商品(コピー用紙など)の場合、袋の幅は「商品の幅+余裕(5〜10mm)」で計算します。厚みのある商品(書籍など)なら「商品の幅+厚み+余裕分」が必要です。袋の長さも厚みを考慮し、OPP袋は二つ折りフィルムを底部で接着するため、底で厚みの半分が必要になります。
テープ付きなら「商品の長さ+厚みの3/2+折り返し部分」という計算式です。
A4サイズで厚さ10mmのカタログなら、袋幅約225〜230mm、長さ約320mmが目安となります。
厚みと強度のバランスを見極める
OPP袋の厚みは主に25・30・40・50ミクロンの4種類です。
1ミクロンは0.001mmで、数値が大きいほど厚く強度も高くなります。25ミクロンは薄手で柔らかく、コスト重視や軽量商品の一時包装に適します。
30ミクロンは最も一般的で、書類や印刷物、軽量雑貨など幅広い用途に対応します。
40ミクロンは厚手で高級感があり、ダイレクトメール、ギフト、アパレル製品に最適です。
50ミクロン以上は特厚で最高級の質感を提供し、重要書類や高額商品、長期保管に向いています。
マット加工を施す場合、40ミクロン以上で高級感を際立たせることができます。
用途に応じた加工オプションの選択
テープ加工は袋の口部分に粘着テープを付け、封入後に簡単に封ができます。
テープの位置や粘着力も調整可能です。
穴あけ加工には空気抜き用の小穴(直径4mm程度)、吊り下げ用の丸穴(直径8〜10mm)、ペットボトル用のボトルネック穴などがあります。
印刷加工は会社名、ロゴマーク、プラマークを印刷し、オリジナリティの高いパッケージが完成します。
マット表面への印刷も可能です。
その他の加工として、ヘッダー付き、マチ付き、ポケット付きなどがあり、組み合わせることで独自のパッケージを作れます。
株式会社スギモトの丁寧なヒアリングプロセス
株式会社スギモトは、オーダーメイドOPP袋の製作において、お客様との丁寧なヒアリングを最も重視しています。
単にサイズや数量を聞くだけでなく、商品の特性、使用シーン、ブランドコンセプトまで深く理解することで、真に最適な袋をご提案できると考えています。
お客様のニーズを深掘りするヒアリング
スギモトのヒアリングは「理想の仕上がり」を共有するところから始まります。既製品の不満点、理想のイメージ、予算やロット数に加え、「誰に届けたいか」「どんなブランドイメージを作りたいか」というビジョンまで伺います。
最近のマットOPP袋オーダーでは、「高級感を出したいが、完全に中身が見えなくなるのは避けたい」というご要望がありました。
ハンドメイドアクセサリーの販売で、商品の繊細さを伝えつつ上品な包装にしたいとのこと。
スギモトは半透明のマット加工を提案し、アクセサリーのシルエットがうっすらと見え、高級感と商品の魅力を両立する仕様を実現しました。
実物確認とサンプル提供による安心設計
次のステップは実物の確認です。
可能な場合は商品を実際に拝見し、正確な寸法を測定します。
写真や数値だけでは伝わりにくい「厚み」や「形状の特徴」を直接確認し、設計の精度を上げます。
実物確認が難しい場合も、詳細な寸法図や写真で対応可能です。
仕様が固まったらサンプルを作成し、実際に商品を入れて微調整します。
この段階での丁寧な調整が、本生産後の満足度を左右します。
特にマットOPP袋は実際に触れて質感を確認することが重要で、「艶消し具合」や「手触り」を体感していただくことで安心して本生産に進めます。
小ロットでも妥協しない品質管理
株式会社スギモトは、小ロットのオーダーメイドでも大ロットと同じ製造工程と品質管理を徹底しています。
製造時の寸法公差は±1mm程度に抑え、設計通りの仕上がりを実現します。
マットOPP袋の品質管理では、表面の仕上がりにも細心の注意を払い、ムラのない均一な艶消し効果を実現するため熟練技術者が工程を管理しています。
小ロットでの納品スケジュールも柔軟に対応し、急ぎのイベントや新商品発売に間に合わせるため短納期での製造も可能な限り調整します。
スギモトが大切にしているのは「お客様の成功」であり、ヒアリングから製造、納品まで一貫して高い品質を追求しています。
まとめ
OPP袋のオーダーメイドは、既製品では実現できない細やかなサイズ調整やブランドイメージに合わせたカスタマイズが可能です。
特にマットOPP袋は高級感のある質感で商品価値を高め、競合との差別化に効果的です。
小ロットから対応できる製造体制も整い、新規事業者やテスト販売にも最適な選択肢となっています。適切なサイズ設計、厚みの選択、加工オプションの組み合わせにより理想のパッケージを実現できます。
株式会社スギモトでは、お客様のニーズを深掘りするヒアリングと実物確認による安心設計で、小ロットでも妥協しない高品質なオーダーメイドOPP袋を提供しています。

