機能性フィルム紹介

機能性フィルムとは


こんにちは。

奈良県でOPP袋を製造している会社でWEBの管理をしている杉本です。

自社のブログからパッケージについて有益な情報を発信しております。

今回は「機能性フィルム」についての情報発信です。

OPP袋には一般的に使用されていますが、同じような透明の袋でも、その素材自体に様々な機能を付加したフィルムが存在します。

防曇(ボードン)


袋の内面または両面に水気による曇りや水滴を防ぐフィルムです。
野菜や果物によく使われています。
落ちてきた水滴により変色や腐敗などを起こすので、防曇性のある袋を使用します。

見た目では防曇加工かそうでないかを判断することは難しく、重ねて少し色がついている程度の違いしかありません。

その分、通常の透明な袋として使用でき、野菜の持つ新鮮さをしっかりとお客様に伝えることができます。

また、別にシールを貼ることによって、生産者の情報を表示することっもできます。

鮮度保持フィルム


防曇性を持ちながら樹脂の組み合わせにより生鮮食品の鮮度を保つフィルムです。葉物野菜など、しおれてしまうと、見た目が悪くなり、お客様が手に取る機会を逃してしまう等の用途で使用されています。

こちらも透明な袋で、見た目の変化はありませんが、機会損失を損なわないように使用されます。

アルミ蒸着フィルム


フィルム表面にアルミニウムを真空蒸着させたフィルムです。
防湿性、遮光性に優れたフィルムです。
日光に当てると劣化する製品などに使われています。
サイドシール加工の場合、単体では使用されず、OPPフィルムとラミネート加工(貼り合わせ)をすることが一般的です。

また、食品に使用されることも多く、例えば、ポテトチップスの中を見てもらうと、アルミ色になっていますが、そう言ったものも、アルミ蒸着フィルムを使用しております。

マットOPP


艶消し加工を施したOPPフィルムです。使い捨ての歯ブラシや使い捨てのコーム(櫛)などに使われています。中身が見えにくいので、高級感を出す場合などにも使われます。

無静防フィルム







通常のOPPには静電気防止処理が施されていますが、繊維類を入れた時油と反応して汚れたように見える時があります。それを防ぐためにあえて静電気防止処理を施していないOPPフィルムです。
主に衣類や靴下の袋に使われます。










この他にもたくさんの機能性を持たせたフィルムがあります。また、ほとんどは見た目では判断するのが困難のため、知らず知らずのうちに使っている場合もあります。

その他加工方法と一緒にこちらにも一覧で記載しております。

また用途や課題をおっしゃっていただければ、最適な袋や包装資材をご提案もさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。