普段からたくさんのパッケージに触れることがある私達にとって良いパッケージとはどういうことなのかを考えてみました。
一言で表すなら、見た目のデザインではなく、商品の良いところをしっかりと伝えていること。
この条件に当てはまるパッケージが良いパッケージとなります。
パッケージ製作するときは、見た目のインパクトや売り場で目立つような設計になることが多くなりますが、もちろんそれが悪いパッケージというわけではありません。
商品の魅力をしっかり伝える事ができているかどうか。
なぜなら包装の役割として、情報の提供というものがあります。
要はこの商品はこんなもので、使い方はこうですよってことを教えてもらっています。
パッケージは営業ツールとして考える事で、コスト以上のメリット(付加価値)として付ける事が出来ます。
情報の提供をさらに進化させると、お客様がその商品でどうなって欲しいのか。
昨今では価格勝負になることが多いですがなぜそうなるか。
それは同じ土俵で勝負しているから
Aの洗剤とBの洗剤があってどちらも同じように「きれいになります」といった謳い文句がパッケージには書かれています。
Aの洗剤は900円でBの洗剤は800円
特にその他の違いは見られませんので、大多数の人はBの洗剤を買うと思います。
しかしAの洗剤には普段手が荒れて困っている人のための保湿成分が含まれています。
その分余計に原価がかかり、Bの洗剤より販売価格が高くなってしまっています。
そこでAの洗剤のパッケージに、日々の家事で手が荒れている人に向けたパッケージデザインに変更することによって、たとえ商品価格が高くても保湿に価値を感じてくれたお客様は買ってもらうことが出来ます。
この場合はAの洗剤はBの洗剤より100円高い付加価値があるということです。
パッケージにの役割として
安心と安全を届けること。
商品価値を高めることなどがありますが、商品価値を高めるためにはまず自社の商品の良いところ(強み)を知る必要があります。
そうして出てきた強みをパッケージに反映させる事によって、しっかりと、魅力あるパッケージに仕上げることができます。