パッケージの重要性
何故必要か?
- ものを入れる
- ものを保存する
- ものを運ぶ
大別するとパッケージの役割と言うのはこの3つに集約されます。
これ以外にも細かい事はありますが、この3つを満たしていないパッケージはパッケージとは言えません。
例えばペットボトルの飲料と仮定した場合
もしも保存する機能がなかったら、ものを入れて、運んですぐに消費しなければいけませんし、ものを運ぶ機能が無かったら、工場から、小売店には並ばず、工場まで取りに行かないと行けません。
ものを入れる機能が無い場合は、保存しながら運べても、ものが入っていません。
当たり前のことかも知れませんが、このようにパッケージを掘り下げて考え見ると、いかにパッケージが無くてはならないもので、私たちの生活を支えている事よくわかります。
現在の日本ではパッケージが無いと商品が出荷出来ないのです。
以前東日本大震災の時、店頭から一斉に商品が消えました。しかし、食品メーカーは生産能力は十分にあるため、すぐに必要分の生産は出来ますが、出荷が出来ない…理由は包装資材が無いためです。
包装資材には賞味期限が無いため、ある程度の在庫のみで対応して、なくなりそうになれば発注すると言う管理で十分に企業活動が行えていたのですが、震災の規模が大きい場合では復社購入でも対応しきれず、商品が出荷出来ない。
パッケージは日本の物流を支えていると言っても過言では無い事例です。
包むと言う事
パッケージを日本語に訳すと名刺では(小型・中型の包装または箱形の)包み、小包となっており、動詞では荷造りする、包装するとなっています。
この包むと言う行為について、最初の起源は「風呂敷」でした。
物を包む布としての起源は奈良時代に遡ることができ、正倉院宝物の中に舞楽の衣装包みとして用いられたものが残っている。ウィキペディアより
古くから日本にはものを包む行為がありますが、時代と共に進化してきました。
また使われる材料も布から、現在ではプラスチックと用途に応じて進化していき、保管する機能は食品の賞味期限を伸ばすなど、求められる機能が向上しています。
このように時代と共に変化し、一般的にはプラスチック素材を使い、包装資材が出来上がりますが、現在では、海洋プラスチック問題に対応する為の新しい素材が注目されています。
安定した素材のポリプロピレンは最良の素材と思われていましたが、Co2排出問題も合わせて、地球環境問題に取り組んでいかなければいけません。