サイドシール加工とは

サイドシール(溶断)袋

プラスチックフィルムを袋に加工する方法の一つで、一枚のフィルムを折って形にして、熱刃(400度)で溶かしながら、切っていく加工方法となります。

一日の生産枚数が多く、大量生産に向いている加工方法です。

コストの削減や、納期の対応に応えやすく、雑貨や繊維関係、プラスチック製品を包装するのに、よく使わています。

反面、食品に使われることは少なく、どちらかというと、使い捨てとされています。

素材はポリプロピレン製がほとんどを占めています。

テープや吊り下げ用の穴を空けたりなどの加工方法も珍しくなく、それぞれのやり方で、色々な加工方法があるということも特徴の一つです。

 

スリット加工とは

スリット加工とは?

通常フィルムといえばロール状に巻いてあり、その長さは2000mにもなります。

ロール状になっているフィルムを刃物で、切り分ける加工をスリット加工と言います。

切り分ける必要ある場合

フィルムには様々な幅がありますが、加工の工程では、どうしても大きな幅を使わないと加工できない場合があります。

弊社がスリット加工を必要とする場合は、印刷しようとしているフィルムがあまりに小さすぎる場合です。

印刷加工の最小は400mmまでとなっているので、それより小さいフィルムの印刷ではたとえ半分の大きさで良くても、どうしても、400mmとなってしまいます。

そのようなときには、スリット加工を施して、ちょうど良い幅にします。

その他の例としては、同じ柄の印刷加工を、2つ分作り、印刷されたフィルムを2つに分ける必要があるため、スリット加工を行います。なぜそのようにするのかについては、大ロットの場合、印刷するフィルムが大量になるため、一度で印刷できるフィルムを単純に倍にすることで、納期短縮につながります。

弊社で行う事があるスリット加工ではあまり使う事がありませんが、そのほかにも様々な用途で、スリット加工を行っております。

 

今お客様が抱えている包装資材に対しての課題や問題に対処いたしますので、お気軽にこちらまで、お問い合わせください。

ラミネート加工とは

ラミネート加工について

ラミネート加工とは異なった2枚のフィルムを接着剤で貼り合わせる加工方法のことを言います。

なぜ異なったフィルムを貼り合わせる必要があるのか?

その理由は実は同じようなフィルムに見えても、その性質は全然違っています。

たとえば通常のOPPですと、酸素を通さないように思いますが、決してそんなことはなく、むしろフィルムで言うと良く通すフィルムと言えます。

そのまま、例えば食品を入れておくと、乾燥したり、腐敗のスピードが速くなります。

そこで、より酸素を通さない、例えばナイロンのフィルムをラミネート加工します。

では最初から、ナイロンの袋に入れればいいと思いますが、無地のものならばそれで良いのですが、例えばグラビア印刷で、商品の名称や、シールをはる手間を減らしたいという要望にナイロンでは応えられないのです。

このようにそれぞれのフィルムには得意なものと不得意のものがありますが、ラミネート加工を行うことによって、お客様のご要望にお応え出来る、袋が出来上がります。

 

弊社は自社ではラミネート加工を行っておりません。

OPP袋の流れ

しかし、弊社の手配で、フィルムの仕入れ~製袋まで行うことが出来る会社です。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

テープの種類

弊社で加工出来るテープの種類です。

様々な用途に対応するため、在庫としては持っていない場合がありますが、テープ製造メーカーと直接の取引も行っておりますので、弊社からの手配も可能です。

常時在庫としてある物

ホットメルト加工

接着剤を熱をかけて溶かし、溶けたものを薄く伸ばして、フィルムに貼り付けるタイプです。

粘着力が強く、基本的には一度開けたら、再使用は出来ません。(剥がした時に袋が破れる場合がある為、開封防止テープではございません)

粘着力は3段階あり、中程度の物が一般的です。

またそれに付ける剥離用テープは、剥がした時にまとわりつくのを防ぐ、静電気防止タイプと、価格を抑えた一般タイプをご用意しております。

エコテープ

糊部分と剥離テープが一体になって、低コストかつ、粘着力が強く無い為、ある程度(2〜3回程度)開封が出来るタイプです。

ホットメルトとは違い、扱いも簡単なので、加工の手間を減らしたテープです。

ホットメルトでは粘着力が強すぎる場合にも使用されます。

幅についても5mmと12mmがありそれぞれ用途にあわせてご提案させていただきます。

溶剤タイプ

糊を酢酸エチルなどの溶剤で溶かし、溶剤のみを揮発させる事によって、粘着力を持たせたタイプです。

封印テープ(開封防止テープ)

一度貼ると剥がした後が残り、開封された事がわかるテープです。

重要書類を扱う場合に使用されます。

このほかにも様々な用途のテープがあります。

お客様の課題、お困りごとを解決いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

様々な加工方法

様々な加工方法

弊社はサイドシール加工という加工方法で、OPP袋を製造しております

実は様々な加工方法があり代表的なものから、あまり一般では無いものまでご紹介させていただきます。

テープ付け加工

テープが無いと、内封物を入れたときに、別途、テープを用意しなければなりません。その手間を省く為に、最初からテープを付ける加工をいたします。

テープの種類はお客様のご要望に合わせて、数種類のテープを用意しています。
中身に合わせて提案させて頂きますので、メールまたはお電話にてお問い合わせ下さい。

ヘッダー加工

袋上部にヘッダーと呼ばれる合成紙を入れ、吊り下げた時に袋が裂けるのを防ぎます。同時に穴あけ加工を施すことで、吊り下げ用の袋にし、多くの商品を並べることが出来ます。
ヘッダーの種類は白色と透明色があります。
ヘッダーの幅15mm~60mmまで5mm刻みで加工することができます。

吊り下げ用穴空け加工

吊り下げて商品を並べる為に3mm~12mmの丸穴を空ける加工です。
OPP袋の場合中に入れる物の重さによっては、台紙を入れて補強しなければならない場合があります。

その他の穴空け加工
●穴の種類
丸穴3φ、5φ、6φ、8φ、10φ、12φ 30φ、32φ

・小判型の穴 縦×横20×60
・飛行機穴(飛行機を正面から見た時に形に似ています)縦×横10×28、10×30、10×33
・三角穴(穴の上部が三角形になっています)縦×横12×32

吊り下げ用以外にも、袋に入った空気によって嵩張ってしまう場合は5mm程度の穴を空けて、空気を抜くための空気穴を空けることも多くあります。

ミシン目加工

OPP袋の横方向にミシン目を入れることで、簡単に開くことができます。
テープ付きの袋の場合フタ部分にミシン目を入れることで商品を取り出すとき接着面が商品に付くのを防ぎます。
底部分に入れることにより簡単に手で開封することができます。

ガゼット(マチ付)加工

袋の底部分に折り返し部分(マチ)を付ける事によって、厚みのある物を入れることができます。

例)厚みのあるカタログなど

マチがない場合はOPP 袋の特性上、裂ける場合があります。
サイドシール加工は、タテ方向については裂けやすい為、ぴったりのサイズよりも幾分余裕をもったサイズをご用命下さい。

変形ヘッダー加工

厚みのある商品を袋に入れる為には商品幅より長めに設定しなければ商品が入りません。 上記の場合変形ヘッダー加工をしないと商品はヘッダー部分より小さくなり、図①のような形になります。
それを防ぐために初めからヘッダー部分を短くしておき、商品を入れた時図②のような形になります。

吊り下げて商品を並べる場合変形ヘッダー加工を行っていない商品に比べて10~20%場所の節約になり、その分多く商品を並べることができます。

このように様々な加工方法を行うことによって、お客様の細かなご要望に対応しております。

また、ご紹介した加工方法は、組み合わせることも可能です。

どのような内封物が入って、またどのような課題があるのか、お問い合わせいただければ、これまでの経験や実績から、最適な方法をご提案させていただきますので、お気軽にこちらから、お問い合わせください

大ロット受注を始めました

OPPフィルムやCPPフィルムを海外生産の資材を使うことによって、大幅に仕入れコストを下げることができました。

これまで弊社では国産のフィルムのみの扱いでしたが、新しく海外フィルムの使用を開始しました。

一回の仕入量がたくさんあるので、大ロット向けとなりますが、大量にフィルムを使用されるお客さまに対して、今後とも安定した資材の提供を行うために弊社としては新たな取り組みを行っていきたいと思います。

価格についても、これまでより仕入価格が下がります。

まずはお問い合わせいただけますようお願いいたします。