ラミネート加工とは

ラミネート加工について

ラミネート加工とは異なった2枚のフィルムを接着剤で貼り合わせる加工方法のことを言います。

なぜ異なったフィルムを貼り合わせる必要があるのか?

その理由は実は同じようなフィルムに見えても、その性質は全然違っています。

たとえば通常のOPPですと、酸素を通さないように思いますが、決してそんなことはなく、むしろフィルムで言うと良く通すフィルムと言えます。

そのまま、例えば食品を入れておくと、乾燥したり、腐敗のスピードが速くなります。

そこで、より酸素を通さない、例えばナイロンのフィルムをラミネート加工します。

では最初から、ナイロンの袋に入れればいいと思いますが、無地のものならばそれで良いのですが、例えばグラビア印刷で、商品の名称や、シールをはる手間を減らしたいという要望にナイロンでは応えられないのです。

このようにそれぞれのフィルムには得意なものと不得意のものがありますが、ラミネート加工を行うことによって、お客様のご要望にお応え出来る、袋が出来上がります。

 

弊社は自社ではラミネート加工を行っておりません。

OPP袋の流れ

しかし、弊社の手配で、フィルムの仕入れ~製袋まで行うことが出来る会社です。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

OPPまたはCPP袋に印刷加工を施す意味とは?

OPPまたはCPP袋に印刷加工を施す意味とは?

印刷した袋の効果について

OPP袋は透明で、中身が見えることも利点のひとつです。

しかし、透明だけの袋というのは実はそんなに多くないのです。

印刷加工を施すためには今まで、買えていた金額よりも、加工工程が多くなるので、一枚あたりの単価は上がります。

ではなぜ、単価が上がるのにもかかわらず、印刷加工を施すのか?

答えは簡単です。印刷などを行い、ほかの商品との差別化することによって、商品の価値や魅力がしっかりと伝わり結果的にコストをかける方が売り上げが上がるので、印刷加工を行っている事がほとんどです。

メリットとデメリット

簡単に整理すると以下のようになります

メリット

    • 商品の価値が伝わる
    • お客様にとって、認識してもらいやすくなる
    • 他の商品との差別化が出来る

デメリット

    • 単価が上がる
    • 納期がかかる
    • デザインからの制作だと時間が取られる

メリットとデメリットをしっかりと理解して、使い分けすることで、最小のコストで最大の成果を出すことが可能になります。

※今回のメリットとデメリットは主に無地袋と比べてのものです。対象が変わるとまた、メリットやデメリットも変わってきます。

特に見過ごされがちなのは、商品のシリーズなどでは、共通のイメージを作成し、全ての包装資材に印刷もしくは表示されるようにしなければいけません。

お客様が一目みて、「あっ!あのシリーズの商品だ」と認識して初めて商品のブランド力というものも成長していくと同じです。

 

弊社は自社では袋にする工程を行っておりますが、印刷の手配やデザインの相談など、包装資材に関してなら、どんなことでもお役に立てると自信があります。

ご興味があればお気軽にお問い合わせください。

 

テープの種類

弊社で加工出来るテープの種類です。

様々な用途に対応するため、在庫としては持っていない場合がありますが、テープ製造メーカーと直接の取引も行っておりますので、弊社からの手配も可能です。

常時在庫としてある物

ホットメルト加工

接着剤を熱をかけて溶かし、溶けたものを薄く伸ばして、フィルムに貼り付けるタイプです。

粘着力が強く、基本的には一度開けたら、再使用は出来ません。(剥がした時に袋が破れる場合がある為、開封防止テープではございません)

粘着力は3段階あり、中程度の物が一般的です。

またそれに付ける剥離用テープは、剥がした時にまとわりつくのを防ぐ、静電気防止タイプと、価格を抑えた一般タイプをご用意しております。

エコテープ

糊部分と剥離テープが一体になって、低コストかつ、粘着力が強く無い為、ある程度(2〜3回程度)開封が出来るタイプです。

ホットメルトとは違い、扱いも簡単なので、加工の手間を減らしたテープです。

ホットメルトでは粘着力が強すぎる場合にも使用されます。

幅についても5mmと12mmがありそれぞれ用途にあわせてご提案させていただきます。

溶剤タイプ

糊を酢酸エチルなどの溶剤で溶かし、溶剤のみを揮発させる事によって、粘着力を持たせたタイプです。

封印テープ(開封防止テープ)

一度貼ると剥がした後が残り、開封された事がわかるテープです。

重要書類を扱う場合に使用されます。

このほかにも様々な用途のテープがあります。

お客様の課題、お困りごとを解決いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

様々な加工方法

様々な加工方法

弊社はサイドシール加工という加工方法で、OPP袋を製造しております

実は様々な加工方法があり代表的なものから、あまり一般では無いものまでご紹介させていただきます。

テープ付け加工

テープが無いと、内封物を入れたときに、別途、テープを用意しなければなりません。その手間を省く為に、最初からテープを付ける加工をいたします。

テープの種類はお客様のご要望に合わせて、数種類のテープを用意しています。
中身に合わせて提案させて頂きますので、メールまたはお電話にてお問い合わせ下さい。

ヘッダー加工

袋上部にヘッダーと呼ばれる合成紙を入れ、吊り下げた時に袋が裂けるのを防ぎます。同時に穴あけ加工を施すことで、吊り下げ用の袋にし、多くの商品を並べることが出来ます。
ヘッダーの種類は白色と透明色があります。
ヘッダーの幅15mm~60mmまで5mm刻みで加工することができます。

吊り下げ用穴空け加工

吊り下げて商品を並べる為に3mm~12mmの丸穴を空ける加工です。
OPP袋の場合中に入れる物の重さによっては、台紙を入れて補強しなければならない場合があります。

その他の穴空け加工
●穴の種類
丸穴3φ、5φ、6φ、8φ、10φ、12φ 30φ、32φ

・小判型の穴 縦×横20×60
・飛行機穴(飛行機を正面から見た時に形に似ています)縦×横10×28、10×30、10×33
・三角穴(穴の上部が三角形になっています)縦×横12×32

吊り下げ用以外にも、袋に入った空気によって嵩張ってしまう場合は5mm程度の穴を空けて、空気を抜くための空気穴を空けることも多くあります。

ミシン目加工

OPP袋の横方向にミシン目を入れることで、簡単に開くことができます。
テープ付きの袋の場合フタ部分にミシン目を入れることで商品を取り出すとき接着面が商品に付くのを防ぎます。
底部分に入れることにより簡単に手で開封することができます。

ガゼット(マチ付)加工

袋の底部分に折り返し部分(マチ)を付ける事によって、厚みのある物を入れることができます。

例)厚みのあるカタログなど

マチがない場合はOPP 袋の特性上、裂ける場合があります。
サイドシール加工は、タテ方向については裂けやすい為、ぴったりのサイズよりも幾分余裕をもったサイズをご用命下さい。

変形ヘッダー加工

厚みのある商品を袋に入れる為には商品幅より長めに設定しなければ商品が入りません。 上記の場合変形ヘッダー加工をしないと商品はヘッダー部分より小さくなり、図①のような形になります。
それを防ぐために初めからヘッダー部分を短くしておき、商品を入れた時図②のような形になります。

吊り下げて商品を並べる場合変形ヘッダー加工を行っていない商品に比べて10~20%場所の節約になり、その分多く商品を並べることができます。

このように様々な加工方法を行うことによって、お客様の細かなご要望に対応しております。

また、ご紹介した加工方法は、組み合わせることも可能です。

どのような内封物が入って、またどのような課題があるのか、お問い合わせいただければ、これまでの経験や実績から、最適な方法をご提案させていただきますので、お気軽にこちらから、お問い合わせください

機能性フィルム紹介

機能性フィルムとは

こんにちは。

奈良県でOPP袋を製造している会社でWEBの管理をしている杉本です。

自社のブログからパッケージについて有益な情報を発信しております。

今回は「機能性フィルム」についての情報発信です。

OPP袋には一般的に使用されていますが、同じような透明の袋でも、その素材自体に様々な機能を付加したフィルムが存在します。

防曇(ボードン)

袋の内面または両面に水気による曇りや水滴を防ぐフィルムです。
野菜や果物によく使われています。
落ちてきた水滴により変色や腐敗などを起こすので、防曇性のある袋を使用します。

見た目では防曇加工かそうでないかを判断することは難しく、重ねて少し色がついている程度の違いしかありません。

その分、通常の透明な袋として使用でき、野菜の持つ新鮮さをしっかりとお客様に伝えることができます。

また、別にシールを貼ることによって、生産者の情報を表示することっもできます。

鮮度保持フィルム

防曇性を持ちながら樹脂の組み合わせにより生鮮食品の鮮度を保つフィルムです。葉物野菜など、しおれてしまうと、見た目が悪くなり、お客様が手に取る機会を逃してしまう等の用途で使用されています。

こちらも透明な袋で、見た目の変化はありませんが、機会損失を損なわないように使用されます。

アルミ蒸着フィルム

フィルム表面にアルミニウムを真空蒸着させたフィルムです。
防湿性、遮光性に優れたフィルムです。
日光に当てると劣化する製品などに使われています。
サイドシール加工の場合、単体では使用されず、OPPフィルムとラミネート加工(貼り合わせ)をすることが一般的です。

また、食品に使用されることも多く、例えば、ポテトチップスの中を見てもらうと、アルミ色になっていますが、そう言ったものも、アルミ蒸着フィルムを使用しております。

マットOPP

艶消し加工を施したOPPフィルムです。使い捨ての歯ブラシや使い捨てのコーム(櫛)などに使われています。中身が見えにくいので、高級感を出す場合などにも使われます。

無静防フィルム

通常のOPPには静電気防止処理が施されていますが、繊維類を入れた時油と反応して汚れたように見える時があります。それを防ぐためにあえて静電気防止処理を施していないOPPフィルムです。
主に衣類や靴下の袋に使われます。

この他にもたくさんの機能性を持たせたフィルムがあります。また、ほとんどは見た目では判断するのが困難のため、知らず知らずのうちに使っている場合もあります。

その他加工方法と一緒にこちらにも一覧で記載しております。

また用途や課題をおっしゃっていただければ、最適な袋や包装資材をご提案もさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

OPPとは

OPPとは

 

奈良県でOPP袋を製造している会社でWEBの管理をしている杉本です。

自社のブログからパッケージについて有益な情報を発信しております。

今回は「OPPそのものに」についての情報発信です。

早速ですが、OPP(Oriented Polypropylene)の略称のことで頭文字を取ってOPPと表記されます。
配向ポリプロピレンと訳します。

配向とはあまり聞き慣れない言葉で化学用語ですが、もっとわかりやすい表現をするならば、業界では「2軸延伸ポリプロピレン」と訳した方がわかりやすいかもしれません。

基材となるフィルムを縦と横方向に伸ばして製造するため、このように呼ばれます。

延伸を行うことによってフィルムの機能を向上させ、無延伸のフィルムと比べて、耐寒耐性や透明性が向上します。

PP(ポリプロピレン)はナフサを原料としたプラスチックの一種でPPという表記になります。国内では、PE(ポリエチレン)の次に使用料が多い一般的な素材です。

包装材料としてのOPP

DM用袋や、商品を梱包している包装資材として使われています。
OPP袋自体は透明なので、中身を見せたい時には透明なままで使われていますが、印刷加工を施すことによって、商品の説明や使い方を表示出来ます。他との違いをアピールする事によって、商品の売り上げに貢献しています。

食品などでガスバリア性を高めたい場合はナイロンなどを貼り合わせ(ラミネート加工)PPフィルム単体では得られない機能を持たすことも出来ます。

環境への適応

プラスチックを燃やすと有害な物質が出るというのは間違いです。その昔、ダイオキシンが話題となりましたが、ダイオキシンは塩化ビニルを燃やすと発生します。
今でも、燃やすと環境に良くないと考えている方がいますが、単層のポリプロピレンを燃やしても、有毒なガスが発生することはありません。
しかし、有害なガスが発生しないからと言ってむやみに燃やすこともCo2を増やす原因となります。

その他の使用用途

家庭用品としての容器や、建築建設資材、スポーツ用品、繊維など、生活に関わるものを始め様々な用途に使用されています。
酸やアルカリなど多くの薬品に対して侵されないという耐薬品性に優れています。

ポリプロピレンの使用例

射出成型のプラスチック製品
加工が容易く、人体に影響が極めて少ないため、乳児用のお皿などにも使われています。

不織布

不織布は布という漢字が使われている事から、布製品と思いがちですが、実際にはプラスチックを糸状にしたもので、材質はPPです。
不織布は繊維になっているため空気を通すので、マスク等に使われています。

 

0.1mm厚のOPPシートを販売します

出典:http://www.kenoh.com/2020/04/16_tsubame.html

新型コロナウイルスの飛沫感染防止にOPPシートを使用されています。

コンビニなどでも飛沫感染防止用にPVC(塩化ビニル)のシートが使用されていますが、全国的に需要増になって、現在品薄状態が続いているそうです。

まだロール上の製品の在庫はありますが、シートを買って自身でサイズを測り、設置するのは手間がかかります。

また新型コロナウイルスはプラスチック上では7日間も感染能力を残したまま、生存しているという試験結果も出ております

 

新型コロナウイルス、モノの表面にはどのくらい残り続ける?──実験結果

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/post-93159.php

 

せっかく設置したシートも1日に何回も消毒作業を行わなければいけません。

またどうしても単価が高いため交換することに躊躇してしまうのも仕方ないことかもしれません。

 

弊社ではそのような状況を解決できないかと思案し、0.1mm厚のOPPシートを開発しました。

https://sugimoto-fukuro.co.jp/products/detail.php?product_id=26

 

一枚たった60円です。しかも吊り下げ用の穴を3箇所開けていますので、フックを取り付ければ交換も簡単。

新型コロナウイルスの早期終息を願っています。

仕切り用OPP・CPP製のシート

仕切り用OPP・CPP製のシートを販売します。

新型コロナウイルスの飛沫感染防止対策に

いろいろな仕切りに使えるサイズをご用意しております

 

オーダーメイドもできますのでにお問い合わせください。

厚み0.03㎜~0.06㎜

横200㎜~600㎜×縦200~900㎜

メールはこちら info@sugimoto-fukuro.co.jp

 

安価なので毎日交換できます。

カーテンのように吊るすための穴あけ加工も承ります。

※厚みがビニールカーテンより薄いので、固定していただく必要があります。

 

飛沫感染防止のため様々な場所にお使いください。

※OPP・CPP製のシートは新型コロナウイルスに対して除菌や殺菌効果はございません。

 

商品パッケージのデザイン受注

こんにちは。

奈良県でOPP袋を製造している会社でWEBの管理をしている杉本です。

自社のブログからパッケージについて有益な情報を発信しております。

今回は「商品パッケージのデザイン」についての情報発信です。

商品のパッケージを考えるとあれもこれも良く思って、思ったより時間がかかってしまいませんか?

今までいただいたデザインを形にするだけでしたが、新しくデザイナーとの専属契約を結び、パッケージの中でフィルム専門のデザインから受注させていただくことになりました。

フィルムの印刷や扱いは紙と違い特殊になります。

グラビア印刷の例)色の数によって経費が大きく変動したり、本来ならば必要無かった、下地色にも気を使わなければなりません。

またオリジナルでもなんでも自由に変更できるわけでもなく、不便な思いをすることもあると思います。

無地袋と比べて、一枚当たりのコストに関しては、5倍以上の差があってもおかしくありません。

枚数も、少量では単価も高くなってしまいます。

枚数に関していえば、印刷技術も発達しており、小ロットの印刷方法もご提案できますが、割高感はございます。

その反面、印刷することによって得られるメリットは大きく、例えば一枚ずつシールを貼って対応している場合などそもそも作業が必要なくなり、その分人件費がかからずに済みます。

パッケージを通して、商品の特徴やメリットをしっかりとお客様に伝えることによって、売上げ増が見込める。

など通常の無地袋に比べてコストはかかってしまいますが、その分メリットもたくさんあります。

商品パッケージを考える際にはどういった物が良いのかご相談に乗ることも出来ます。

お気軽にお問い合わせください。

大ロット受注を始めました

OPPフィルムやCPPフィルムを海外生産の資材を使うことによって、大幅に仕入れコストを下げることができました。

これまで弊社では国産のフィルムのみの扱いでしたが、新しく海外フィルムの使用を開始しました。

一回の仕入量がたくさんあるので、大ロット向けとなりますが、大量にフィルムを使用されるお客さまに対して、今後とも安定した資材の提供を行うために弊社としては新たな取り組みを行っていきたいと思います。

価格についても、これまでより仕入価格が下がります。

まずはお問い合わせいただけますようお願いいたします。